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第51回アウラセミナー エンプティネスト夫婦のペアインタビュー

このセミナーは終了いたしました。

 

49回、50回と消費者の「健康意識」の分析とメーカーイメージの関係を追及しました。
50回では、子供から老人までの健康意識の差異を統一的に分析しようと、その背景に「老」を設定してみたが、論理だてることはできませんでした。
今回はシニア層にフォーカスして、シニアならではの健康意識を明らかにしたいと考えます。
同時にシニア層(65才以上)へのインタビュー方法(工夫)を研究します。

なぜ、改めて「シニア市場」とセグメントするのか

シニア市場の歴史

個人史的シニア市場を振り返ってみる。
シニア市場は、団塊の世代の老化と軌を一にして変化してきている。
団塊世代の中央の1948年生まれが55才になったのが2003年である。
当時の55才社会人男性は定年を控えて、早期退職か同じ会社の再雇用を選択するかの岐路に立たされた。
第2の人生の展望との意味も込めて、それまでの「シルバー市場」から「セカンドライフ市場」と呼ばれるようになった。
はっきりわからないが、このとき、シルバーの定義が5~10才若くなったのではないか。
セカンドライフ市場のターゲットを「ニューフィフティ」と呼ぶ人もいた。
そこに、2007年、突如「セカンドライフ」ゲームが大流行し、それとの混同を避けるように「シニア市場」の名称が 定着したと考えている。
2007年には団塊は59才で、シニアの定義が60才以上になった。(明示的ではないが)
2016年の現在、団塊は68才でほぼ全員が定年を迎えシルバー、シニアになっている。

シニア市場の定義

年齢・年代別セグメントであれば数字でくくればよいのに何故、改めて「シルバー市場」というのであろうか。
15~18才市場より「高校生」とくくったほうがわかりやすのと同じ効果が「シルバー市場」にあるのか。
高校生は、高校に通っている男女でわかりやすいが、シルバーはそのようにくくれない。
始まりの年齢がまず、はっきりしない。
行動パターンも定年後は共通といえ、完全リタイアから週数日は仕事をする人 まで多様である。
また、シニア市場と再定義すると新たなマーケットが立ち上がったような錯覚が生まれる。
ところが、その年齢層の市場はあらかじめ存在しているし、規模も特徴も実質的な変化はない。
シニア市場と再定義してもいわゆる「経済効果」は期待できない。

開催日時・場所

日時:2016年9月30日(金)  10:00~17:00
場所:アウラマーケティングラボ(恵比寿)

10:00~11:00 シニア市場について
11:00~16:00 シニア夫婦のペアインタビュー
16:00~17:00 結果分析

費用・参加方法

①15,000円(税別)/1人 *1社で2名以上参加の場合は、2名目から10,000円
②70,000円(税別)  インタビューを体験したい人、1人のみ
*参加費は返却しません。代理出席をお願いします。

以下の必要項目を記入して、FAXまたはe-mailでお申し込みください。

お名前  
会社名  
請求書宛先住所  
E-mail

アウラマーケティングラボ  
東京都練馬区大泉学園町6-19-29
Tel 090-2626-2844
E-mail: auraebisu@gmail.com

 

ファミリーネクサスインタビュー

今回はファミリーネクサスインタビューを実施します。
シニア層夫婦の健康意識が夫婦の間でどのように固まっていく、分散していくかを明らかにします。

方法論

家族関係、家族の絆の中で家族や家族メンバーの意識や行動がどのように決まっていくかを探るインタビュー法。
テーマは、贈答関係(夫婦、親子)や住宅、家電、クルマの購入場面などで有効と言われている。
夫婦などペアを同時にインタビューする方法と夫婦別々にインタビューする方法、その両方を行う場合もある。
独立した個人と2人の関係性の中から出てくるダイナミックな心理の動きが把握できる。

目的

第二次老化認識時期の夫婦の健康意識と健康行動を2人の関係性とともに把握する。具体的には、

  • 健康とは何か、健康を求める目的は何か
  • 医薬品・病院とのかかわり(過去から現在)
  • 摂食(サプリ)・運動・睡眠の具体的内容
  • 上記3行動の健康価値からの理由づけ

 を明らかにしさらに乳酸菌について

  • 認知・認知内容
  • 作用機序と乳酸菌の種類
  • 自分達が摂取している乳酸菌入り飲料・食品、それを選んだ理由

 把握し、49回からの継続テーマとして、

  • 乳酸菌飲料食品のメーカーイメージ(明治、ヤクルト、森永、カゴメ)

を明らかにしさらに乳酸菌について把握する

方法

ファミリーネクサスインタビュー

     夫婦別々のインタビューを各40分
     その後、1時間程度、夫婦一緒にインタビュー

対象者

第二次老化認識時期の夫婦

  • 夫婦ともに65才~75才
  • 夫は退職もしくは2日/週以内で働いている。妻はフルタイム以外の仕事、もしくは専業主婦
  • 子供は独立していて、できればスープの冷めない距離にいる
  • 朝食と夕食は家で作って食べることが多い。(ほぼ外食・宅配食になった人は除外)
  • 夫婦ともに医者のコントロール下にない(服薬だけでなく食事も医者・栄養士の言う通りの人は除外)

作業仮説

  • 第二次老化認識時期の夫婦は別々の行動が多い(食事だけ一緒)
  • 健康の目的は、「ボケない、自分のことは自分でできる体力に収れんする
  • 食事の準備は妻の役割(夫は手伝うが考えない)
  • 食事はバランス重視になる ・おしゃれ感覚から遠くなる(特に男性)
  • 化粧品、グルーミング用品に関心が薄くなる
  • 乳酸菌への関心は高まっている
  • ヨーグルト、ヤクルトで乳酸菌を摂っている
  • 乳酸菌の先進・先端企業イメージで明治がリードしている。
  • その他

 

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