コラム

生活文化・リフレーミング・イノベーション

第25回アウラ・コキリコセミナー
『オンラインエスノグラフィーの進め方 ー生活文化・リフレーミング・イノベーションー』を開催します。

  ①「生活文化」を切り口にリフレーミングからイノベーションに至るプロセスを探求する
  ②マーケティングエスノグラフィーをオンラインで実施し、定性調査の新しい方法論として確立する
の2点を目的とします。  

*3月3日開催予定でしたが、4月4日に延期しました。

<生活文化とは何か>

ほぼすべての生活者は日常生活を意識せずに連続的に行っている。
はたから見ると「生活するために生活している」といったトートロジー的状況しか観察できない。
そうした状況でも個人、家族、社会的集団、地域によって生活文化と呼べる独特の枠組みを持つと仮説的に考える。
この生活文化を行動観察とインタビューの組み合わせから構造的に明らかにしたい。
生活文化は生活の各場面(衣食住、レジャー、仕事・組織)で独自の構造を持っている。とりあえず、衣食住をテーマとする。

 

<生活文化の研究は我々にリフレーミングをもたらす>

消費者の生活文化の研究は、我々マーケター、リサーチャーの思考にリフレーミングをもたらす。
Aha!体験やユリイカとも通じる「そうだったのか!の発見」と再編成がリフレーミングである。
生活文化研究の方法論は、消費者の行動と環境の観察とその場でのインタビューを組合わせて実施することになる。
UXやマーケティング施策評価の行動観察・インタビューよりも「ゆるい仮説」で、自然な行動を観察し、発見につなげる。

 

<リフレーミングはイノベーションのきっかけになる>

リフレーミングそのものは、必ずイノベーティブであるとは言えない。
リフレーミングを製品コンセプトやマーケティング施策のイノベーションにつなげるには別途企画力、創造力を必要とする。
我々は、「生活文化の発見 → リフレーミング → イノベーション」の連鎖をめざしている。

 

<2022年4月4日にセミナーを開催します>

日時:4月4日(月)10時~17時
場所:都内会議室
内容:
対象者1人のキッチンの様子と調理行動をZOOM経由で行動観察し、適宜インタビュー(質問)を行う
セミナー参加者で「生活文化」の発見討議 → リフレーミング → これに基づくイノベーションの方向性検討を行う
*1回だけ、対象者1人だけでどれだけ成果が出せるかの挑戦(インタビュー方法論の研究も同時に行う)
費用:33000円/1人
*パンフが用意してあります。お問い合わせください。

 

2022.3

ページのトップへ