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ステップワイズ・デルファイ法
ステップワイズ法とは、回帰分析で説明変数をひとつずつ加えたり、削ったりして最適な回帰式(予測値)を選択するプロセスのことです。
デルファイ法は技術予測などに使われる方法で、通常は専門家を母集団として将来予測の調査を行います。
次にその集計結果を同じ対象者にフィードバックして、また同じ将来予測の調査を行うというやり方です。
こうすることで、最初の調査で極端な回答をした対象者が集計結果を見て自分の意見(予測値)修正します。
これを繰り返せば、極端な回答(リサーチでいう異常値)が減って、ある予測値に収斂していくという考えです。
この2つを組み合わせたリサーチ手法を「ステップワイズ・デルファイ法」としてみました。
具体的に説明します。
- ネットリサーチを使用
- テーマはコンセプト開発(その他、販売戦略、広告戦略などにも使えます)
ステップ
- 当該製品ジャンルのターゲット(使用者)を100s使って基本データ収集と第1回コンセプトチェック
- セグメントごとのコンセプト評価と評価・非評価の理由の分析
- セグメントごとにコンセプトを再構築(この段階でコンセプトはセグメントの数だけできる)
- コンセプト再構築の時、非評価ポイントひとつだけを修正する → ステップワイズ
- 第2回ネットリサーチ。修正コンセプト評価 → デルファイ法
- 第2回コンセプト再構築(次の1ヶ所を修正) <これを繰り返す>
- セグメントを残すセグメント(ターゲット)と落とすセグメントに仕分けする。
こうして最後には
- ターゲットにフィットしたコンセプトが完成する。
となります。
さらに、個別サンプルごとにコンセプトを作り上げていくことも可能です。(ロングテールインタビューのように)
この手法は以下のネットリサーチの特性を生かしたものといえます。
- 同一サンプルにくり返し調査できる
- 調査インターバルを短くできる
- くり返し調査を安価にできる
問題点として、
- 対象サンプルのストレス耐性があるか(同じような調査をくり返しされるストレス)
- 上記からくる回答のいい加減さをどう防止するか
- 選択盲、変化盲をどう克服するか
- 担当者の負担をどう軽減するか(サンプルごとにコンセプトや質問文が変わることもある)
などがあります。
ネーミングとしては「ステップワイズリサーチ」がいいかもしれません。
どなたか適当なテーマを抱えていませんか?