FGIの革新 アクティブインタビュー
プロービング
プロービングの考え方
マーケティングインタビューで何故プローブが必要か。
それは、インタビューの現場での対象者の発言は不完全であるからです。
不完全さを補うのに以下の5つの考え方を提案します。
- 時間的な広がりをうながす
過去にさかのぼって語らせる。「いつからですか」「その時はどうだったんですか」
将来の予想、予測、希望を語らせる。「これからもそう思いますか」「お店で見たときはどうでしょう」 - 空間的な広がりをうながす
場所を移動させる。「家にいたとして」「外出先では」
俯瞰させる。「全体を見渡したときはどうですか」 - 関係性を意識させる
比較させる。「○○と比べてどうですか」
対照を語らせる。「○○をいいと言う人はどんな人ですか」
仮定を外す、仮定をつくる。「もし、××という条件がなかったら」「もし、△△という条件があったら」 - メタファーを引き出す
単純な言い換え。「違う言い方ができますか」
喩えてもらう。「たとえると何ですか」「赤、青、黄色、緑のうちどれの印象ですか」
メタファーを展開させる。「違うことに喩えると」「何に似ている、違っている」「ひとことで言うと」 - ラダーを意識させる
上位概念を考えさせる。「どんな気分・気持ちになる」「抽象的に言ってみると」
下位概念を気づかせる。「どの部分でそう思う」