出版・セミナー情報
このセミナーは終了いたしました。
グループインタビューのゲーミフィケーション
次のような試みを行います。
「対象者にグループインタビューを楽しんでもらい、エンゲージメントを高めてもらう」
「当のグループインタビューに愛着心と信頼感を持ってもらい、積極的に参加してもらう」
「モデレーターvs対象者という関係性を『テーマに迫る協働作業者同志』という関係性に変える」
図式化すると以下のような関係性をめざします。
グループインタビューのゲーミフィケーションの実際
対象者にグループインタビューをどう楽しんでもらうかの工夫
- ラポール形成の実験
隣同士で自己紹介し合う(自己紹介 → 他己紹介)
その時に「ゲーム的なクイズ」をモデレーターが全員に振る。 - 分かりやすいインタビューのための実験
コトバ、文章の表現を変えて試してみる(コンセプト文を変える)
コトバ以外の表現で話してもらう(点数をつける、色で評価する)
メタファーを使って語ってもらう - 対象者に成果が目に見えるようにする実験
コンセプトそのものをインタビューの途中で変えていく
パッケージデザインのデザインをその場で描く(デザイナーさんの参加が必要)
*全て実験できないが、できる限り行う
対象者はゲーミフィケーションをどう評価するか
以上のような実験の後、対象者に感想を聞きます。
通常のグループインタビューに参加したことのある対象者をリクルーティングする。
参加していただきたい方
- グループインタビューのやり方の改善に関心のあるリサーチャー
- ゲーミフィケーションを実体験してみたいクライアントさん
- グループインタビューを体験してみたい方
ゲーミフィケーション
2012年4月の第22回アウラセミナーで「インタビューでのゲーミフィケーション」と題してグループインタビューに
ゲーミフィケーションの要素を取り込むという実験を行いました。
目的を、
前ページの3つとし、
具体的には
- テーマを与えて対象者同士で考えて(結論)をだしてもらう
- わかりやすさのために対象者同士の行動観察を取り入れる
- 高いラポール形成のために自己紹介時に「他己紹介」を取り入れる
というやり方で実施しました。
結果は
- 対象者から「おもしろかった」と評価された。(通常のFGIへの出席経験者)
- 対象者が積極的に具体的な提案・提言を行ってくれた。
- 対象者が「生き生きと」していた。
などの成果があがりました。
ただ、対象者を「協働者」として巻き込むまでには至りませんでした。
今回はそれを目指します。
対象者からプロジェクトメンバーへ
グループインタビューに参加してくれる一般消費者のことをわれわれは「対象者」と呼びます。
これには、対象者の反対側に「観察者」を想定し、観察者が対象者をコントロールするという前提があります。
観察者(調査主体)の刺激(質問)に対する反応(回答)を収集するという「科学的」方法論と言えます。
ただ、モデレーションを体験するとこの方法論の限界に気づきます。(対象者の3つのアポリア)
この限界を突破するひとつの提案が「ゲーミフィケーションインタビューです」
対象者を当の調査のプロジェクトメンバー(協働作業者)として、当人たちには無自覚のまま巻き込んでしまおうという方法です。
最近流行?の「コミュニティ」としての調査現場という考えにも通じると考えています。
開催日時・場所
日時:2012年11月12日(月) 10:00~18:00
場所:アウラマーケティングラボ(恵比寿)
10:00~12:00 | ゲーミフィケーションとグループインタビュー対象者 |
13:00~14:00 | インタビューフローの作成 |
14:00~16:00 | グループインタビュー(通常のインタビューと同様、一般消費者をリクルーティング) |
16:00~17:30 | デブリーフィングと懇親会 |
18:00~ | 懇親会 |
費用・応募方法
① インタビューを担当するコース(1人のみ) 63,000円(税込み)
② インタビューはやらないコース(6人) 15,750円(税込み)
以下の必要項目と①または②のどちらかご希望のコースを記入して、FAXまたはe-mailでお申し込みください。
|
アウラマーケティングラボ
東京都練馬区大泉学園町6-19-29
Tel 090-2626-2844
E-mail: auraebisu@gmail.com