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第29回アウラ・コキリコセミナー(研究会)

このセミナーは終了いたしました。

 

MBAの講義にケーススタディがあるそうです。
実在の企業の実際のプロセスを検討し、生きたマーケティング概念を得るという方法です。
賛同企業からできる限り実データを提供してもらうことで講義にリアリティが生まれます。
実例なので、データは10近く前のものになり、時間的なリアリティはなくなります。
我々は症例研究としてリアルタイムのマーケティング施策の分析をめざす。
当然、当該企業の了承を得ない勝手な分析でデータは発表済のものだけをつかう。


症例研究とは?

「個人の病気または症状を、可能な限り正確かつ包括的に記述、分析した科学的な臨床研究。
症例研究は、比較的未開拓の研究分野において、概念と仮説の開発と系統的論述のための基礎として探索的な目的を果たすことができる。」という記事にググって行き当たった。
これは医療の分野の症例研究であるが、我々はこの症例研究をマーケティングの分野に適用する。
医療での症例は、疾病や症状だが、我々は個々のマーケティング施策全体を症例とし、それの系統的記述をめざし、その過程でマーケティング概念とあらたな仮説の発見をめざす。

マーケティングの症例研究のやり方

ネット情報などから「適当な」テーマ商品、ブランドを決める。
公開された情報を集める。想定マーケティング戦略を分析する
分析から出てきたマーケティングテーマをリサーチテーマ化する(定性調査部分を具体化する)
リエゾンインタビューを実施する(一般消費者をリクルーティング)
デブリーフィングから症例研究につなぐ

開催要領

日時:
2024年4月3日(水)10:00~17:00

10:00~12:00 マーケティング分析とリサーチ課題に読み直す
13:00~14:30 リエゾンインタビュー実施
14:30~17:00 症例研究会
*最低催行人数;3人
*ZOOM参加も可能

場所:青山一丁目 STEP B-1
費用:一人 22,000円(税込) 
      *2人目からは11,000円(税込)
      *返金はありません。代理出席をお願いします。
締切: 2024年3月27日

 

リエゾンインタビュー

【リエゾンインタビューとは何か】

アウラ・コキリコの共同開発による定性調査(インタビュー)の新手法
対象者の深い認知と行動意識を自然状態で解明できるインタビュー法
質問者>回答者の力関係から回答者⇔回答者の平等関係に移行させる
分析者(モデレーター)は観察とリスニングに徹することができるインタビューテクニック


【リエゾンインタビューの効能】 

似た属性の消費者同士の自由な会話が発生する ← 1on1の力関係の解消
気づかなかったことの発見と忖度のない発言が結びつく
2人の会話のリスニングと観察から深いインサイトがもたらされる

症例1 「チェルシー」の終売

症例

最近(3月5日現在)話題の明治「チェルシー」の終売宣言を症例としてとりあげる

症状

売上の鈍化(25億→5億)を理由に終売

仮説

終売の確定診断は適切か?
メーカー、消費者、流通業者の立場で
チェルシーブランドの歴史的展開は?
チェルシーのブランディングは確立(成功)していたか
チェルシーブランドの構成要素はなにか(製品コンセプト、ネーミング、PKデザイン、CM、他)
チェルシーブランドの横展開の可能性は(例えばチェルシーぐみの可能性)
ここから見えてくる明治というメーカーの基本戦略・生態系
森永ミルクキャラメルはなぜ終売にならないか

検証

リエゾンインタビューを実施する
対象者:25~39歳女性(未既婚問わず)2人リクルーティング
  チェルシー、カール喫食経験者、ぐみ現ユーザー、お菓子好き、SNS
方法:リエゾンインタビュー
内容:セミナー内で検討
  お菓子市場の消費者認知マップ、チェルシーのブランディング状況

症例研究会

リエゾンインタビューのデブリーフィング後、参加者で研究会
仮説で上げたポイントの検証
チェルシー終売のオルタナティブの提案

 

◇◇ お申込み、お問合せはこちらへ ◇◇

アウラマーケティングラボ(担当:石井)
TEL:090-2626-2844
E-mail: auraebisu@gmail.com

 

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