ホーム >オンラインインタビューの進め方
オンラインインタビューの進め方
オンラインインタビューとはzoomなどのオンライン会議システムを使ったインタビュー
まず、オンラインでは、グループインタビューはできない(成立しない)ことを確認しておく
- 1on1オンラインインタビューの進め方
- オンライン1on1を発展させる
- なぜ、オンラインではグループインタビューが成立しないか
- オンライングループインタビューの方向
1on1オンラインインタビューの進め方
-
リクルーティング時、開始日時と終了時間をしつこく確認する。
*インタビューの場所・時間が自由に設定できるが、あくまでも主催者側が主導。 -
同時に「その時はひとりになれる所から」とお願いする。
*家族・家事の邪魔を防ぐ。外出先(友人宅など)からの参加はさせない。 -
使い慣れた会議システムでも必ず接続テストをする。
*接続状態の安定、画像・音声のミュート、画面共有の確認。 -
モデレーターはラポール形成で「きつめ」の態度をとる。
*対象者はホームなので緊張が足りない場合がある。 -
記録者、クライアントはミュート状態でオブザーバーとして参加する。
*個人情報の扱い宣言の時に断れば問題なし。 -
入り組んだテーマの時は「助手」をひとりつける。
*クライアントからの追加質問受けなどの対応。
オンライン1on1を発展させる
- オンラインエスノグラフィーをめざす。
*対象者の居住環境、道具、製品、ペットなどが画像で見られる。 - ファミリーネクサスインタビュー
*指定した家族とのインタビュー(夫婦、母と子、他)
なぜ、オンラインではグループインタビューが成立しないか
- 現在の技術(オンライン会議システム)では「場の共有」感覚が生み出せない。
*対象者の「情動」の動きが観察できない。
*言語(コトバ)だけに頼った会話、意志疎通になる。
*視線を含めた三次元でのボディランゲージが使えない。 - 三項関係(発達心理学でいう9ヵ月革命)に必要な共同注視が成立しない。
オンライングループインタビューの方向
- 集団で行う1on1インタビューと割り切る
- VR技術の革新を待つ
- リエゾンインタビューはオンライン向き